ミツバチの羽音と地球の回転 [映画]
「ミツバチの羽音と地球の回転」の自主上映会に行ってきました。
以前dukeさんが呟いておられて、これは是非観たいな・・と思っていました。
でも、どうせこんな田舎、上映は無いのだろうな・・と。
地元の映画鑑賞会による1日だけの上映会が、大好きな高田世界館で行われると知り、
この機会は逃せません、観てきましたよ。
とても良質な、ドキュメンタリー映画でした。
公式HP http://888earth.net/index.html
漁業と農業で細々成り立っている、高齢化過疎化の島「祝島」
瀬戸内の穏やかな環境の中で、人々は自給自足の生活をおくっていました。
一度は島外で就職し、その後島へ戻り、結婚し、親になった若い世代も・・・
つつましく平和な生活にある日大きな変化が押し寄せます。
中国電力による新たな原発の建設が計画されたのです。
島から見える距離に建設される原発、漁場となる海の埋め立て・・
島民にとっては、まさに死活問題です。
ここから、20数年の長きにわたる、島民と関電(政府)との闘いが始まるのです。
原発を題材にしつつも、決して堅苦しく暗い内容ではありません。
不幸にも今、原子力の脅威に晒される事となった日本人は、みんな観た方がいい。
原発反対!と叫ぶ人が居ると、
必ず「じゃあ、電気が無くなったら生活はどうなるの?」という意見がつきまといます。
どうにもならないの・・・?
そんなことは、きっと無いと思います。
この映画のキーワードの一つが「持続可能」です。
私たちの生活を「持続可能」にするためのヒントが、この映画にはありました。
それは、日本の技術者が本気を出せば近い将来実現すると思います。
悲観ばかりしてはいられないのです。
立ちはだかる「障害」が無くなれば、の話ですがね。
奇しくも上映の日は、6月11日、震災から3ヶ月目。
そして、この作品の監督、鎌仲ひとみさんのバースデイでした。
上映後にトークイベントもあったのですが、所用があり参加できず・・・
この作品は、これからも各地で上映が予定されています。
興味がある方は、ご覧になったほうがいいですよ! → 上映予定
記念に缶バッジを^^
小さいミツバチの羽音が、集まれば大きな音になるように、
羽根が起こす風は微かでも、集まれば何か変わるかもしれない。
それぞれ、何が出来るか、考えてみませんか。