久々の図書館 [読書の時間]
忙しい忙しいばっかり言ってて、最近御無沙汰だった図書館。
久しぶりに・・・と思い立ち、定休日に行ってきました。
読書好きなムスメも何だか嬉しそう。
読書家の lucksun さんの記事で、気になる本があって・・
角田光代の、「八日目の蝉」
数年前に新聞で連載されており、読んでいたのです。
でも、内容はおぼろげにしか覚えていないし、1冊の本として読みたい。
・・・残念ながら貸し出し中で、予約入れてきました^^;
代わりに、面白い本を見つけましたよ。
角田光代による、心温まるショートストーリーと、
料理本を数多く出版してきたベターホームによるレシピ。
もともと「食べ物をおいしそうに描く」作家は大好きなので、すごく魅力的な本です。
どれも「作ってみたい!」 なかでも中華ちまきは絶対作りますよ!
これも早く読みたい
lucksun さんの書かれる、書評、映画評、音楽評は、
知的で読み応えがあり、聴いてみたい!読んでみたい!
そんな気持ちがムクムクと・・・危険です(笑)
琥珀色の [読書の時間]
今日は、夕食後に「ワイルドターキー・ライ」を楽しみました。
オットのお勧めです。美味しかったなぁ。
ウイスキーやバーボンは、ストレートで飲む派です。「ストレート・ノーチェイサー」
食道をトロリと暖めながら、落ちていく感じが好きなんだなぁ・・
この本、好きなんです。気軽に眺めるの。
村上春樹のエッセイと、奥様の写真による、素敵な一冊。
アイルランドのシングルモルトのふるさと、アイラ島を訪れた旅行記です。
村上春樹の小説は勿論好きなんですが、旅行記(エッセイ)がとても好きです。
なんだか軽妙で、出てくる食べ物が美味しそうで・・・
初秋の夜に、こんなのを眺めながら、美味しいお酒をチビチビ・・・幸せ。
アイルランドつながりで1曲
Sinéad O'Connor「Nothing Compares 2 U」
この曲、好きなんですよねー。
プリンスが歌うよりシニード・オコナーの方ですね、絶対。
マナツノヨルノ ランポ [読書の時間]
乱歩の作品は、多分読破していると思うんですが。
この作品が、一番好きです。
特にこの文庫は、刊行当時の挿絵を使用しており、読んでいて気分も高まります。
「孤島の鬼 」という作品を知ったのは、小学校5年生位・・?
漫画が先でした。
ドクターGの島―原作・江戸川乱歩〈孤島の鬼〉 (ホラーMコミック文庫)
- 作者: 高階 良子
- 出版社/メーカー: ぶんか社
- 発売日: 2005/06
- メディア: 文庫
近所に1歳上の仲良しさんがいて、怖い漫画を本棚に一杯持っていました。
なんでも貸してくれるので、宿題もそこそこに、おやつ持参で入り浸っていたなー。
特にこの高階良子のシリーズはお気に入りで、多分全部読みました。
ちょっと、あの禁断の映画「フリークス」を思い起こさせる内容で、怖いんだけど物悲しい。
怖いものにしか無い、美しさでいっぱいです。
この「ドクターGの島」に、原作・江戸川乱歩〈孤島の鬼〉とあったので、
学校の図書室で借りたのが出会いだったと思います。
外界から隔絶された孤島、蠢く異形のものたち、湿った洞窟・・
日本独特の怖さって、「狭さ」と「湿り気」だと思うんです。
ジメジメした、マナツノヨルノ読書にいかがでしょう。
夏への扉 [読書の時間]
今回の地震で被害に遭われた皆様、心よりお見舞い申し上げます。
現地にご親戚、ご友人が居られる方も多いと思います。
一日も早く、余震がおさまりますように。
一人でも多くの方が、救出されますように。
中学生の頃愛読し、その後も思い出すと手に取っている本があります。
「夏への扉」というタイトルと、表紙の猫の絵が気に入り、内容も確かめずに買った本です。
SFなんですが、あまり近未来テイストは強くありません。仕事のパートナーと恋人に裏切られた主人公が、現実逃避と人生の仕切りなおしの為に冷凍冬眠をし、目覚めた時に・・・なんだか悲惨な話になりそうですが、そうでもないんです。主人公がどこか飄々としていて、身の上に起こったことは事実として受け止めつつ、悲壮感が無い。完全に諦めてしまうわけでもない。
飼い猫のピートは、ストーリーにはあまり絡んできませんが、最後のシーンで素敵なアクセントを添えてくれます。
読み終えて本を閉じたときに、悲しいとか、感動とか、そんな強い感情は沸いてこないけれど、ほんの少しだけ心が軽くなる。うーん・・・言葉足らずでごめんなさい。でも、そういう本です。
ちょっと、古い友人をご紹介したくなったんです。
それでは、また。