やっぱりいいわぁ・・ [マンガ]
かおりさんが、「フェイジョア」っていう果物を紹介されていて・・・
この果物の名前を知るきっかけになった、漫画を思い出した。
川原泉の「愚者の楽園」
懐かしくって、読みたくなったんだけど、手元にない・・
引っ越すたびに、色んなものを処分してきたから。
買っちゃいました
かーら教授の作品は、どれも好きです。
哲学的で深いセリフまわしながら重くなく、どこかすっとぼけた味わい。
絵も少女マンガ特有の、過剰なキラキラ感がなく、好ましい。
説明文っぽい「読む」部分が多いので、ダメな方はダメらしいですが・・・
ワタシは大好き、細かい文字まで隅々まで読むと、面白さひと際。
今回購入した「美貌の果実」は、傑作選ということで、
愚者の楽園
大地の貴族
美貌の果実
の、農業3部作(笑)プラス、他3作の短編集。
「愚者の楽園」なんて、タイトルからして何だか哲学的。
登場人物は、みんな揃って善良で平凡で義理堅く、ちょっと愚か。
「日本農園」という熱帯植物農場を営む「安楽史郎」さんと、
脳みそのキャパが少なく(笑)愚直で生真面目な「麻子さん」の、
恋と農業の物語です(笑)
ところどころにはさまれる、トロピカルフルーツの説明が、面白い。
学術的ながら、ちょっとふざけててシニカルさもあり、くすっと笑ってしまう。
「大地の貴族」は牧畜モノですが、飼われている家畜たちの名前がねぇ・・・
バース、ブーマー、サンチエ、ポンセ・・・郭泰源、郭源治←双子の牛(笑)
わかるヒトはわかりますね(笑)
読後に心温まる、ちょっと変わった世界なのです。
興味がある方は、是非。
闇に蠢くもの [マンガ]
子供のころから、怪談や日本のホラー、魑魅魍魎の出てくるお話なんかが大好きでした。
あと、3時のワイドショーの心霊特集を、おばあちゃんと見たり(笑)
そんなのを読んだ挙句、夜寝る前に見上げた天井の木目がどうしても人の顔に見えてしまい、
怖くてかえって目が離せなくなったり、一人でトイレに行けなくなったりしたものです。
昔のトイレって、蓋がありませんでした?モアイの顔みたいな(笑)アレも怖かった。
そんなワタシが、大人になってからはまったコミック「陰陽師」
原作は夢枕獏、この名作を傑作漫画に仕上げたのが、岡野玲子。
テレビドラマ化や、映画化もされているのですが・・
どうも安倍晴明役がピンと来ないし、超常現象を映像化すると嘘くさい。
映画は野村萬斎が演じていて、端正かつ洒脱で悪くない・・でも違う。
TVは、確か稲垣吾朗で、ぜんぜんダメ(ワタシ的に・・ね)
このコミックで、やっと理想の安倍晴明に出会えたのです。
しりとり合戦じゃ~っっ!! [マンガ]
しりあがり寿のマンガにね、「御前しりとり合戦」ていうのがあるんです。
昔愛読していたんですが、誰かに貸したっきり紛失しまして、それっきり忘れていたんですが・・・
最近のマイブーム「過去を振り返る」のせいで思い出しちゃって、また読みたくて仕方が無い。
お殿様の前で、二人の腕に?覚えのあるしりとりの名手が死力を尽くして、
「しりとり合戦」をするっていう、くだらなーい話なんですけど。
しりとりの内容がマニアックでシュールで本当に面白いんです。
特殊なマンガですから、貸した相手によっては
「どこが面白いの?」「変わってるねー」という反応が返ってくることも多く、切な~い
ただ、波長がバッチリ合えばもう最高に楽しいので、
そんな相手と「しりとり合戦」するのはとっても楽しかったもんです。
そういうヤツはねぇ・・授業中とか、すれ違いざまとかに奇襲してくるんだ!
にやにやしているから予測はつくんですけどね(笑)
たとえば「りんご追分は美空ひばり」みたいに
延々と「り」で終わるのを続ける「り責めしりとり」みたいなハイレベルなのとか。
あ、「御前のしりとり合戦」は、片方が力尽きて、息絶えて終わるんです。
こんな内容なので(笑)絶版になったらしく、あきらめていたら・・・
いいもの見つけちゃった!!
しりとり合戦がはいっとる!!!すかさずゲ~ット!
最近は「ダヴィンチ」に連載の「メメントモリ」なんかがツボです。暗~くてよいの♪
あと、「ヒゲのOL薮内笹子」「エレキな春」「おらぁロココだ」も名作だと思うな。
多分すごく少な~いだろうけど、同じ趣味の人!挙手!!いないか?(笑)
ぜひとも語り合おうではありませんか。
あ、ワタシしりとり凄く強い(?)ですよ。
これが笹子さん
しりあがり先生の公式サイト→http://www.saruhage.com/top.html